α900  VS EOS 1Ds MKIII

2008/12/08 修正加筆
狸のデジタル写真館

 

Sonyから、Canon,Nikonに引き続き、35mmフィルムとほぼ同じ大きさの撮像素子を搭載したデジタル1眼レフが発売された。
早速、α900を入手したので、EOS 1Ds MKIIIと比較しながら、レビューしてみた。
α900は価格帯から見れば、1Ds MKIIIと比較するというより、本来はEOS 5D MKIIと比較すべきであろうが、5D MKIIは購入予定がないので、手持ちの1Ds MKIIIと比較してみることとした。
α900は表向きのスペックから見れば、100%視野率ファインダー,1Ds MKIIIより画素数が多いにもかかわらず同じ秒5コマの連写が可能等1Ds MKIIIと同等な部分も多い。
一方、α900は縦位置グリップ分離式で、大きさ、重さはほぼ同等、価格は5D MKIIよりはやや高い(安売り店では逆転していることも)ものの、1Ds MKIIIの1/3強である。

○仕様,スペック面等からの比較考察

まずは、主要スペック等を比較表にまとめてみた。
メーカー名 Sony Canon
機種名 α900 1Ds MKIII
使用可能レンズ Sony製αレンズ
ミノルタ,コニカミノルタ製AFレンズ
APS-Cサイズ専用レンズ(DT)レンズはAEの保証はしないものの、取り付け、AE露光,AFは可能。
Canon製EFマウントレンズ
APS-C専用EFSレンズは物理的に取り付け不可
撮像部 撮像素子 35mm版フィルムサイズ(35.9mm×24.0mm)
Exmor CMOSセンサー
高感度・高解像度大型単板
CMOSセンサー
約36×24mm
有効画素数 約2460万画素 約2110万画素
アスペクト比 3:2 3:2
アンチダスト機能 帯電防止コートおよびイメージセンサーシフト駆動による。
マニュアルセンサークリーニング
(1)自動センサークリーニング
(2)任意センサークリーニング
(3)撮影画像へのダストデリートデータ付加
ISO感度 Auto、ISO200〜3200(拡張設定でISO100〜6400まで設定可) 1/3EVステップ 100〜1600(1/3、1段ステップ)、
およびISO50(L)、3200(H)の
感度拡張が可能
記録部 記録ファイル形式 JPG(Exif2.21、DCF2.0、DPOF準拠
RAW(ソニー独自ARW2.1フォーマット)
RAW+JPG
JPEG(DCF2.0)
RAW(14bit、キヤノン独自)
sRAW設定も可
(s)RAW+JPG
記録画素数 縦横比3:2 Lサイズ: 6048×4032 (24M)
Mサイズ: 4400×2936 (13M)
Sサイズ: 3024×2016 (6.1M)
(1)L:(5616×3744 画素)
(2)M1:(4992×3328 画素)
(3)M2:(4080×2720 画素)
(4)S:(2784×1856画素)
(5)RAW :(5616×3744画素)
(6)sRAW :(2784×1856画素)
縦横比16:9 Lサイズ: 6048×3408 (21M)
Mサイズ: 4400×2472 (11M)
Sサイズ: 3024×1704 (5.2M)
未対応
APS-Cサイズ Lサイズ: 3984×2656 (11M)
Mサイズ: 2896×1928 (5.6M)
Sサイズ: 1984×1320 (2.6M)
未対応
画質モード RAW、cRAW (圧縮)、RAW+JPEG
cRAW (圧縮)+JPEG、JPEGエクストラファイン
JPEGファイン、JPEGスタンダード
(S)RAWはロスレス圧縮モードのみ
JPGの圧縮率は1〜10段階まで設定可能
記録媒体 メモリースティック デュオ
メモリースティック PRO デュオ
メモリースティック PRO-HG デュオ
コンパクトフラッシュカード(TypeI/II、UDMA Mode 5 対応)
マイクロドライブ
CFカード(タイプI、II準拠 UDMAモード対応)
SD/SDHCメモリーカード
マイクロドライブ使用可能
*ワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E2装着時、USB外部メディアに記録可能
カードスロット デュアルスロット (メモリースティック デュオ、コンパクトフラッシュ) セットアップメニューまたはクイックナビ画面から使用カード選択可 デュアルスロット(CF,SD/SDHC)
デュアルスロット同時記録
振り分け記録
自動切り替え
機能
無し
設定可能
ファイルコピー 機能無し 記録メディア間でコピー可能(チェックマーク付き画像/フォルダ内全画像/カード内全画像)
ファイル名 設定不可 カメラ固有設定
ユーザー設定1(任意4文字)
ユーザー設定2(任意3文字+画像サイズ1文字)
フォルダ作成 自動/日付別設定のみ可能  
ノイズ
リダクション
長時間NR SS1秒からBULB設定時に
適用、 入/切 選択可
SS1秒からBULB設定時に
適用、 入/切 選択可
高感度NR ISO1600以上に適用、標準/強/弱/切 選択可 入り/切り設定可能
入りにすると名称とは異なりISO100等の低感度から効くとのこと。
入りにすると連写枚数が低下するんので要注意
色空間 sRGB/AdobeRGB選択可 sRGB/AdobeRGB選択可
クリエイティブ
(ピクチャー)
スタイル
13種の画像スタイル(スタンダード、ビビッド、ニュートラル、クリア、ディープ、ライト、ポートレート、風景、夜景、夕景、紅葉、モノクロ、セピア)から選択可
パラメータ(コントラスト、彩度、シャープネス、明度、ゾーン)設定可
ユーザー設定6種登録可
スタンダード、ポートレート、風景、ニュートラル、忠実設定、モノクロ、ユーザー設定1〜3
Dレンジ
オプティマイザ
モード 切/スタンダード/アドバンスオート/アドバンスレベル(Lv1〜5)選択可 未搭載
ブラケット撮影 DROアドバンスブラケット撮影 ずらし量:Hi/Lo 選択可
ホワイト
バランス
モード オート/ 太陽光/ 日陰/ 曇天/ 白熱灯/ 蛍光灯/ フラッシュ/ 色温度(2500K〜9900K)・カラーフィルター(G9〜M9、全19段階)/ カスタム 選択可、カスタム設定3種登録可 オート、太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、ストロボ、マニュアル(5件)、色温度指定、カスタムホワイトバランス(5件)
WBブラケット ブラケット3枚、ずらし量 Hi/Lo 選択可 1段ステップ±3段
フォーカス 検出方法 TTL位相差検出方式 によるTTL-AREA-SIR方式
検出素子 CCDラインセンサー CMOSセンサー
測距点数 9点(中央デュアルクロスタイプ)
およびアシスト10点
19点(クロス測距)、およびアシスト26点(計45点)
検出輝度範囲 EV0〜18(ISO100相当) EV −1〜18(常温・ISO100)
フォーカスエリア ワイド、中央に固定
ローカル (9点より選択)
自動選択(45点)
任意選択(19点/9点内側/9点外側)
フォーカスモード シングル
オート
コンティニュアス
MF
ワンショットAF(ONE SHOT)
AIサーボAF(AI SERVO)
手動(MF)
その他機能 AF微調整機能(ずらし量±20ステップ、レンズ30種類登録可)、AF補助光(LEDタイプ、到達距離 約1〜7m、オート/切 切換可) AF微調整機能有り
AF補助光(本体には未搭載)
露光制御 測光方式 TTL開放測光 TTL開放測光
測光方式 40分割ハニカムパターンSPC 63分割TTL開放測光
測光範囲 EV0〜20 (スポット測光時はEV2〜20) (ISO100相当、F1.4レンズ使用時) EV 0〜20(常温・EF50mm F1.4 USM使用ISO100)
測光モード 多分割測光、中央重点平均測光
スポット測光
評価測光(すべてのAFフレームに対応)
部分測光(中央部・ファインダー画面の約8.5%)
スポット測光
・中央部スポット測光(ファインダー画面の約2.4%)
・AFフレーム連動スポット測光(ファインダー画面の約2.4%)
・マルチスポット測光(最大入力回数8回)
中央部重点平均測光
露出制御モード AUTO
プログラムAE(プログラムシフト機能付き)
絞り優先AE(A)
シャッタースピード優先AE(S)
マニュアル(M)モード
プログラムAE(シフト可)
シャッター優先AE
絞り優先AE
マニュアル露出
露出補正 ±3EV (1/2EVステップ、1/3EVステップ切換可能) 手動:1/3、1/2段ステップ±3段(AEB併用可能)
AEB :1/3、1/2段ステップ±3段
露出ブラケット 枚数:3/5枚、連続/1枚切換可能、ずらし量:1/3、1/2、2/3、2EVステップ選択可能 (2EVステップ選択時の撮影枚数は3枚のみ) 枚数3枚 EVステップ設定可能
レンズ無し露光 Aモードではレリーズ不可,Mモードでは可 設定で可能
ファインダー ファインダー
形式
アイレベル固定式,ペンタプリズム使用 ペンタプリズム使用、アイレベル式
視野率 約100% 約100%
倍率 約0.74倍(50mmレンズ、無限遠
視度−1m−1時)
約0.76倍(50mmレンズ・∞・−1m-1
視度調整機能 −3.0〜+1.0m−1 (ディオプター) −3.0〜+1.0m-1(dpt)
アイポイント 最終光学面から約20mm (視度−1m−1時) 約20mm(接眼レンズ中心から)
ファインダー
スクリーン
スフェリカルアキュートマット
(標準 Gタイプ)
※別売のLタイプ(方眼マットタイプ)、Mタイプ(スーパースフェリカルアキュートマットタイプ)に交換可
交換式(別売11種類)、Ec-CIV標準装備
ファインダー情報(視野内) フォーカスエリア/スポットフォーカスエリア/スポット測光サークル/縦横比16:9上下枠/APS-Cサイズ撮影枠 AF情報(AFフレーム、合焦マーク)、測光・露出情報(測光モード、スポット測光範囲、
フォーカスエリア自動選択時の選択エリアリアルタイム表示 可能 不可
ファインダー情報(視野外) フラッシュ調光補正/フラッシュ充電/ワイヤレスフラッシュ/ハイスピードシンクロ/マニュアルフォーカス/フォーカス/シャッタースピード/絞り値/測光インジケーター/AEロック/連続撮影残り枚数/手ブレ警告/手ブレインジケーター/縦横比16:9 シャッター速度、絞り数値、マニュアル露出、AEロック、ISO感度、露出レベル、露出警告)、ストロボ情報(充電完了、ハイスピードシンクロ、FEロック、調光レベル)、WB補正、JPEG/RAW記録、連続撮影可能枚数、撮影可能枚数、電池チェック、記録メディア情報
アイピース
シャッター
内蔵 内蔵
液晶モニター 形式 3.0型エクストラファイン液晶 3.0型TFT式カラー液晶モニター
ドット数 921,600ドット 約23万ドット
視野率 100% 約100%
明るさ調整機能 ±5段階で設定可能 7段階に設定可能
プレビュー機能 インテリジェントプレビュー、光学(絞り)プレビューをカスタムメニューで切換可 無し
ライブビュー機能 無し 可能
フォーカスはMFのみ
表示パネル(上面) シャッタースピード/絞り値/露出補正/ホワイトバランス/ISO/ドライブモード/バッテリー容量/撮影可能枚数、 バックライト付き シャッタースピード/絞り値/露出補正/ISO/ドライブモード/バッテリー容量/撮影可能枚数、測光モード/ バックライト付き
手ブレ補正
機能
方式 イメージセンサー 本体には機能無し
別途、手ブレ補正付きレンズが販売されている。
対応レンズ Sony製全αレンズ,ミノルタ及びコニカミノルタ製全AFレンズ
表示機能 ファインダー内に手ブレインジケーター表示
補正効果 シャッタースピードで約2.5〜4段 (撮影条件、レンズにより異なる)
シャッター 形式 電子制御式縦走りフォーカルプレーン
シャッター
電子制御式・フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度範囲 1/8000秒〜30秒,バルブ 1/8000秒〜30秒,バルブ
フラッシュ同調範囲 1/250秒(手ブレ補正機能OFF時)、1/200秒(手ブレ補正機能ON時) 1/250秒
寿命
(目安,保証ではありません)
10万回 30万回
フラシュ 対応システム αシステムフラッシュ
ミノルタ製(一部に自動調光できないストロボはあるが取り付け可)
コニカミノルタ製ストロボ
コネクターが独自のため汎用ストロボ取り付けには変換アダプターが必要
EXシリーズスピードライト
制御方法 ADI調光、P-TTL調光 E-TTL II自動調光
フラッシュ調光補正範囲 ±3EV (1/2、1/3EVステップ) ±3EV (1/2、1/3EVステップ)
フラッシュモード 自動発光、強制発光、後幕シンクロ、ワイヤレスフラッシュ、スローシンクロ、ハイスピードシンクロ 自動発光、強制発光、後幕シンクロ、ワイヤレスフラッシュ、スローシンクロ、ハイスピードシンクロ
フラッシュブラケット ±3EV (1/2、1/3EVステップ) ±3EV (1/3EVステップ)
FEロック(フラッシュ単独調光ロック) 不可 可能
シンクロ
ターミナル
有り(逆極性対応) 有り
ドライブ ドライブモード 1枚撮影、連続撮影(Hi/Lo選択可)
セルフタイマー (10/2秒選択可)
ミラーアップ撮影
リモコン
1枚撮影、連続撮影(Hi/Lo選択可)
セルフタイマー (10/2秒選択可)
ミラーアップ撮影
サイレント1枚撮影
リモコン
連続撮影速度 Hi: 最高約5コマ/秒、 Lo: 約3コマ/秒 Hi: 最高約5コマ/秒、 Lo: 約3コマ/秒
連続撮影枚数 JPEG スタンダード:285枚
ファイン:105枚、
JPEG エクストラファイン:11枚
RAW:12枚
cRAW(圧縮):12枚
RAW+JPEG:10枚
cRAW(圧縮)+JPEG:10枚
JPEG(ラージ):約56枚、RAW:約12枚、RAW+JPEG(ラージ):約10枚
*当社試験基準2GB CFカード使用、高速連続撮影、JPEG画質:8、ISO100、ピクチャースタイル:スタンダード設定時
*被写体やメモリーカードの銘柄、記録画質、ISO感度、ドライブモード、ピクチャースタイル、カスタム機能などの設定により異なる
再生機能 1枚再生(撮影情報あり/なし/前後5枚表示選択可)
ヒストグラム表示(輝度・RGB・白とび黒つぶれ警告)
スライドショー機能、回転、プロテクト、消去、
インデックス表示(4/9/25枚選択可)
拡大表示(最大:Lサイズ19倍、Mサイズ14倍、Sサイズ9.4倍)
1枚
1枚+画像サイズ、撮影情報、ヒストグラム(輝度・RGB・白とび黒つぶれ警告)
4枚/9枚インデックス
拡大ズーム(約1.5〜10倍)
画像回転、
ジャンプ(1枚/10枚/100枚/1画面/撮影日/フォルダ)
インターフェース PCインターフェース USB2.0 Hi-speed マスストレージ(Multi LUN対応)/PTP/専用付属ソフトによるPCリモート パソコン通信/ダイレクトプリント用(Hi-Speed USB)
対応OS Windows: Windows 2000 Professional SP4/Windows XP※ SP3/Windows Vista※ SP1 Macintosh: Mac OS X (v10.1.3以降) ※64bit版は除きます Windows: Windows 2000 Professional SP4/Windows XP※ SP3/Windows Vista※ SP1 Macintosh: Mac OS X ,Leopard ※64bit版は除きます
ビデオ出力 NTSC/PAL 選択可能 NTSC/PAL 選択可能
HD出力 HDMI端子 (ミニコネクタ、1080i/720p/SD 選択可)(HDMIケーブル別売) なし
リモートコントロール リモートコマンダー RM-S1AMまたは
RM-L1AM (別売 )に対応
専用ワイヤレスリモコン付属
WFT-E2接続用
ライブビュー機能 なし リモートライブビューも可能
フォーカス:MFのみ
測光:撮像素子による評価測光
拡大表示可能
グリッド表示可能
露出シュミレーション可能
インテリジェントプレビュー機能 WB,露出補正等露光シュミレーション可 なし
録音機能 なし 内蔵マイクで取り込んだ音声を記録画像に添付
WAV形式、最大30秒
プリント機能対応規格 Exif Print、Print Image Matching III、PictBridge、DPOF設定 PictBridge対応プリンター
DCFに準拠したJPEG画像(DPOF指定画像の印刷も可能)、およびEOS-1Ds Mark IIIで撮影したRAW/sRAW画像
電源 使用電池 リチャージャブルバッテリーパック
NP-FM500H
専用ワイヤレスリモコン用電池 CR2025
バッテリーパック LP-E4
日付/時計機能用電池 リチウム電池CR2025、1個使用
撮影可能枚数 約880枚(CIPA規格準拠) 常温(23℃):約1800枚
低温(0℃) :約1400枚
*フル充電のバッテリーパック LP-E4使用時
*ライブビュー撮影なし
*CIPA(カメラ映像機器工業会)の試験基準による
外部電源
(ACアダプター)
ACアダプター/チャージャー AC-VQ900AM (別売) ACアダプターキット ACK-E4使用により、AC駆動可能(標準添付)
縦位置グリップ 別売
大きさ:約 幅149.7×高さ123.2×奥行86.0mm 質量:約326g(電池含まず)
一体型 分離不可
質量 約850g(電池、付属品含まず)
約1176g(縦位置グリップ付き
電池、付属品含まず)
約1210g(本体のみ)
外形寸法 約156.3 (幅)x 116.9 (高さ)x 81.9 (奥行)mm (本体のみ)
約156.3(幅)X175×86mm(縦位置グリップ込み)
156(幅)×159.6(高さ)×79.9(奥行)mm
使用温度範囲 約0〜40℃ 0℃〜+45℃
付属品 バッテリチャージャーBC-VM10
電源コード
リチャージャブルバッテリーパック
NP-FM500H
USBケーブル
ビデオケーブル
ショルダーストラップ
リモコン RMT-DSLR1
リモートコマンダークリップ
アイピースカップ(本体に装着)
ボディキャップ(本体に装着)、
クセサリーシューキャップ(本体に装着)CD-ROM(α900アプリケーションソフトウェア) 他
取扱説明書他
保証書
バッテリチャージャー LC-E4
電源コード
バッテリーパック LP-E4
ACアダプターキット ACK-E4
インターフェースケーブル IFC-200U
インターフェイスケーブル ICF-500U
USBケーブル
ビデオケーブル
ワイドストラップ L6
ボデーキャップ(本体に装着)
CDROM(EOS DIGITAL Solution Disk他)
取扱説明書他
保証書
発売日 2008年10月23日 2007年11月29日
実売価格(08年12月8日時点)
大手量販店価格
328,000円(消費税込み) 20%還元 828,600円(消費税込み)10%還元


こうして、比較表をみてみると、表向きのスペックがかなり1Ds MKIIIに近いことが判るかと思います。

外形上の一番の差は縦位置グリップ分離式か一体型かの差による、大きさ,重さの差である。
α900もKiss D等と比べると決して小さい、軽いとは言い難いですが、α24-105mm F3.5-4.5(今はディスコンになってしまった様ですが、新品の店頭在庫があるところもあるし、中古で探すのは比較的容易)が小型,軽量,写りもまあまあということで、セットでスナップ等に持ち出しても、苦にならない大きさ、重さである。
一方、1Ds MKIIIは24-105mm F4L自体も結構大きくて、重たいということもあってスナップに持ち出すとなるとちょっと気合いがいると言う感じである。

縦位置グリップは縦位置で撮影する際に便利と言うだけではなく、24-70mm F2.8や70-200mm F2.8等重たいレンズを装着して使う場合、前後の重量バランスが良く、安定して構えられるという利点がある。
また、全体の重量がある程度あった方が、相対的にミラーショックを軽減できるという利点もある。
更に、仕事で依頼されて撮影する等の場合、大きないかにも重たそうに見えるカメラで撮影してもらった方が、写される方に高級な良いカメラで撮影してもらっているとの安心感を与えることができる場合も多い。
ということで、縦位置グリップをα900に取り付けてしまうと、1Ds MKIIIと幅,奥行き、重さはほぼ同等、高さはややα900の方が高いと言う結果になってしまう。
しかしながらα900は必要に応じ縦位置グリップの取り付け、取り外しができると言うのは便利だ。
といっても、私はα900用の縦位置グリップを購入をためらっていた。
というのは、α700を購入後半年ほどで、縦位置グリップと本体の接触不良が多発してエラーが頻発し、修理に出した後も頻度は減ったが、大事な撮影でエラーを起こして、取り損ねてしまい、頭に来て売り払ってしまった経緯があるからだ。
また、後ろダイアルに露出補正を割り振っておくと、縦位置グリップの後ろダイアルが飛び出しているため、首から提げて移動していると、勝手にダイアルが回ってしまい、知らないうちに露出補正が掛かってしまい、とっさに撮影する時に失敗してしまったことが、何度かあったからだ。
メーカーに問い合わせたとろ、α900のグリップは上記2点を含め改善されていると言うことで、買ってみた。
まだ、1日しか試していませんが、縦位置グリップ 後ろダイアルが勝手に回ってしまうという頻度はほとんどなくなりました。
(皆無ではないです)
縦位置グリップとボデーとの接触不良に関しては、もう少し使い込んでみないとなんとも言えない。


グリップ使用が前提なら、やはり1体型の1Ds MKIIIの方がすっきり、格好いいですね。
但し、縦位置グリップの握り具合、縦位置シャッターの位置はα900の方が良いと思う。

α900は1Ds MKIIIと比較すると、表向きのスペックはほぼ同等で、価格が安いのは魅力的。
縦位置グリップとセットで買っても、2台は楽勝で買えてしまう。
1Ds MKIIIを買う予算があれば、α900ならサブ機、予備機まで同じモノをそろえることが可能だ。

α900が明らかに劣っているのは、スペックでは無いが シャッター寿命。
シャッター寿命はあくまでも目安で、保証では無いが、1Ds MIIIが30万ショットで、α900は10万ショット。
デジタルの場合はフィルム代を気にする必要が無いので、イベントや飛びものの撮影では1日2000ショット以上撮影してしまうこともざらだ。
ま、1日1000ショット撮影したとして、10万ショットは100日で撮ってしまう事になる。
これだと、土日祭日,長期連休だけに
しか撮影しないカメラマンでも、早ければ1年程度でシャッター寿命が来てしまうことになる。
修理代がいくらになるかは判らないけど、これは問題かも。
ほぼ、毎日撮影するプロカメラマンにとっては大問題かも。



○実際に使用してみての比較感想、考察

・ファインダー関連

α900はファインダーが売りということであるが、やはり素晴らしいできだ。
ファインダー視野率は1Ds MKIII,α900共約100%で互角。
ファインダー倍率は 1Ds MKIIIが0.76倍,α900が0.74倍で実際に覗いた時も、ファインダー像が1Dsの方が広く、大きく見える。
アイポイントはどちらもスペック上は20mmですが、実際にファインダーを覗いた感じでは、1Ds MKIIIの方がアイポイントが長い感じで、1Ds MKIIIの方がファインダーから目を離しても、ファインダー像全体が見渡せる。
一方、α900の方は目をファインダーに張り付けないと、全体像が見渡せない感じで、ちょっと窮屈だ。
一番の差がスクリーンマットですね。
標準のマットを使った場合、開放F値2.8より明るいレンズでは1Ds MKIII,α900ともファーイダー像はどちらも明るく,クリアーですが、ピントの山はα900の方がつかみやすいです。
1Ds MKIIIの方は開放F値がF4あるいはそれより暗いレンズだと、ファインダー像が暗くなりざらついた感じがしますが、α900の方ももちろん暗くはなりますが、それほど暗くはならず、ざらつき感も少ない。
これは、2機種のファーインダーを覗いてみれば歴然です。
より、ピントの山,ぼけ具合を見やすくしたスクリーン,1Ds MKIIIはスパープレシジョンマット Ec-S,α900ではスーパースフェリカルアキュートマット FDA-FM1AM(通称 Type M) が用意されている。
1Ds MKIII用のEc-Sは本当にF2.8より明るいレンズ専用と言う感じで、F4とかのレンズでも極端にファインダーが暗くなるのでF2.8よりくらいレンズもよく使う人には、常用はお奨めしない。
一方、α900用のM型 マットもF2.8よりくらいレンズではファーインダー像は暗くはなるが、F5.6でも実用範囲である。
標準GマットM型マットとの、85mm F1.4とかのレンズを使った場合、ピントの山のつかみ易さは歴然だ。
また、背景のぼけ具合も実際の写りに近い形で確認もできる。
α900はファーインダーの良さを売り物にするのなら、スーパースフェリカルアキュートマット FDA-FM1AMを標準装備して、どうしてもより明るいファインダーを欲しい人向けに、現在標準のマットをオプションで用意した方が良いと思います。
α900で85mm F1.4とか、F2.8より明るいレンズをよく使う人は、スーパースフェリカルアキュートマット FDA-FM1AMへの交換をお奨めします。

・AF関連
Canon系はほとんどのレンズがUSM(Ultra Sonic Motor 超音波モーター)駆動化されており、無音でフォーカスがすーっと合う感じで、気持ちよく早い。
AFが外れてリカバリーする時間もUSM搭載レンズは早い。
(一部、180mm F3.5 L マクロ USMのように、USM駆動のレンズでも、遅いレンズも何本かありますが)
USM駆動レンズは無音でフォーカスが合うので、ジージー、ガリガリ音がしない分、体感的にAFが良い早く感じると言うこともあるとは思いますが。

広角から中望遠域までは元々余りAF速度が問題になる領域では無いのでα900でも勿論問題になることはない。
望遠、中望遠系では試したレンズは少ないですが、HS APO 200mm F2.8G,純正レンズでは無いですがTokina 300mm F2.8,HS APO 600mm F4Gでは十分実用的なAF速度が出ている感じです。
今回使用してみた中では、ミノルタのAF APO 100-300mm F4.5-5.6はAFは遅く、リスのジャンプシーンとかをAFで撮るのは少しきつい感じです。
SonyでもAF駆動の超音波モーター(SSM:Super Sonic Motor)化はすすめていて、店頭で試しただけですが、70-200mm F2.8G SSM,300mm F2.8G SSMはAF駆動音は静粛で、すぱっとAFも迅速に合う感じで、この点では、1Ds MKIIIに同等のEF USMを組み合わせた場合と遜色ない感じだ。


AF自動追尾のくいつきの良さは、α900については十分検証尽くした訳ではないが、600mm F4Gで試した限り、白鳥やカモの飛翔程度の速度であれば、実用になりそうな感じだ。
いったんAFが外れてしまった後のリカバリーは、1Ds MKIIIの400mm F2.8L IS USM+1.4倍テレコンの方が早い感じだ。
1Ds MKIIIは1Ds MKIIと比べても背景にAFが引くづられやすくなってしまい、一度背景にピンが来てしまうとなかなかメインの被写体にフォーカスが戻って来ないと現象は結構おこりますが、α900の方が背景に引きづられにくい感じがします。
(この現象は、1D MKIIIの方が1Ds MKIIIよりも重症です。1D MKIIIは市場対策があって若干改善されてはいますが、まだ問題ありです。これは、私の機材だけの問題かも知れませんが)

α900は逆光時や、低コントラスト被写体、枝や葉などが入り組んだ被写体では、AFが迷ったり、合わさなかったりする事も多い。
1Ds MKIIIはα900のAFが音を上げてしまうような状況でも、すぱっと合ってくれることが多い。
この点では、明らかに1Ds MKIIIに軍配が上がる。
というか、この点ではKiss Digitalにも劣ると言わざるを得ない。
幸い、背面にAF/MF切り替えボタンがあるので、迷ったと思ったら、瞬時にMFに切り替えることで、実用上はなんとなる。
しかし、やはり改善して欲しい。

1Ds MKIIIは中央1点のみですが、F8までAFが効くのはうれしい。
開放F値4のレンズに2倍テレコンをつけてもAFが効く
α900は仕様でAFが効くのは開放F値6.7のレンズまでのはずであるが、何故か600mm F4に2倍テレコン(Kenko Pro300)をつけても全点でAFは作動し、速度は遅いものの、精度的には問題ない感じだ。
α700の場合はカメラ側が自動的にMFモードになってしまい、開放F値8ではAFは作動しない。

AFエリアは1Ds MKIIII,α900共中央よりで、構図の自由さから言えば、APS-Cサイズの撮像素子を使った50Dやα700並の領域に拡げて欲しい。

AFポイントは1Ds MKIIIが45点(19点+26アシストポイント),α900が9点+アシスト10点である。
1Ds MKIIまでは45点全てのAFポイントがセレクトできたが、1Ds MKIIIではクロス測距の19点しか選べなくなってしまったのは残念だ。
α900の9点はやはり少ない。
しかしなら、フォーカスポイントを増やすにあたっては、セレクト法も工夫して欲しい。

アシスト10点の追加は、AF自動追尾で撮るときに、効果がある感じだ。

α900のAF切り替えモードスイッチは小さく、操作しにくいところにありこれは、メニューからも設定できるようにして欲しい。

α900のフォーカスポイント自動選択時、合焦ポイント リアルタイム表示は非常に便利だ。
この機能はエントリー機 α200にも搭載されており、是非ともCanon等でも登載して欲しい機能だ。

αシリーズのAFは900も含めて、Canon系と比べるとまだまだ劣っていると言わざるを得ない。
αシリーズは、レンズのSSM化も強力に推進して欲しいところだ。

・AE精度

詳細に比較したわけでは無いが、評価測光で、α900の方が逆光,背景が暗く落ちているときでも、メインの被写体に対してより正確な露光を与えてくれている感じはする。


・シャッター関連
1Ds MKIIIもα900もシャッター速度はB,30秒〜1/8000秒,シンクロ同期 1/250秒(α900は手ブレ補正 Off)で全く同じ。
α9には1/12000秒という高速シャッターが搭載されていたので、α900にも搭載して欲しかったところだ。

シャッター音は1Ds MKIIIは少し金属音が強く、横から聴いていると甲高いかなと言う気もしますが、撮っている本人には気持ちよかったりもします。
α900はちょっとこもった感じで、切れ味に乏しい感じ。

シャッターの切れ具合という点でも、α900が比較的ミラー消失時間が長いこともあって、α900の方が悪い感じがする。

シャッタータイムラグはα900は長めかなと言う気はしましたが、どうも切れ味の悪いシャッター感触のためそう感じただけ様で、実写では問題となるレベルでは無いようだ。

ミラーショックはα900の方が大きい感じですが、α900に縦位置グリップをつけてみたら、ミラーショックはほとんど感じなくなりました。

・ファイル関連
1Ds MKIII,α900共CFカードスロットはUDMA対応で、UDMA対応の300倍速のCFを使えば、RAWで連写しても思ったより快適に撮影が継続できる。
両機とも、UDMAに対応していない1D MKIIIと比べてUDMA対応のCFを使うと、断然書き込みが早い。
UDMAに対応していない、1D MKIIIでは133倍速CFと300倍速CFで、書き込み時間はほとんど同じだ。
1D MKIIIはファイルサイズが、両機の半分以下にもかかわらず、同じ秒5コマ連写に設定したとき、バッファフルまでの撮影可能コマ数は1Ds MKIII,α900の方が多く、フルからバッファが開放されるまでの時間は1Ds MKIII,α900の方が短い。
これは、連写を売り物にする、1D MKIIIにとっては致命的な問題かも。
1D MKIIIで本気で連写したいときは仕方なく、JPGモードを使っています。

α900は折角Dual Slotあるのに、同時書き込みや、振り分け書き込み、自動切り替え撮影ができないことだ。
結婚式やイベント撮影等、2度と同じ場面を撮影できない撮影では、メディアの不具合で、撮影できなかったり、撮影した画像が読み出せないという事は許されない。
両方のメディアが同時に不具合を起こす確率は非常に低くなると思うので、同時書き込みや振り分け書き込みができればリスクは大幅に軽減可能だ。
また連写していて、メディアがフルになりそうなとき、α900ではバッファが開放されて書き込みが終了するまではメディアの交換ができない。
自動切り替え機能があれば、片方のメディアがフルになれば自動的に、もう片方のメディアに書き込んでくれるので、続けて連写可能だ。
これは、なんとか対応してもらいたいところだ。

1Ds MKIIIはCFカードとSDカードのDual Slotで、同時書き込み,JPG及びRawの振り分け書き込み、片方のスロットがフルになったときに、自動的に切り替えてくれる機能もありこれは便利。

メディア スロット構成はα900がCF,メモステ,1Ds MKIIIはCFとSDHC。
それぞれ、Sonyにはメモステを推進しないといけない、Canonには一時期SDカードの方が書き込みは早いけど大容量の物がないという状況で、CFとSDというお互い良いところを持ったメディアを初台機で採用してしまい、今更仕様を変更しにくいという事情があるとは思いますが、ユーザ本意で、NikonのようにCF Dual Slotにして欲しい物です。


1D(s)シリーズはそれぞれカメラ毎に、固有のテキスト名+連番という形式のファイル名になっていて、同じカメラを2台以上使用していてもファイル名からどのカメラを使ったかが判別できて、便利だった。
これが、MKIIIになってユーザがある程度自由にファイル名を指定できるようになって、更に便利になった。
αシリーズは全ての機種のファイル名がDSC+5桁連番という共通形式のため、αシリーズのカメラを複数台使って撮影して、時系列順に画像を並べるために、PCのHDD等にコピーする場合、連番が部分がだぶらないと様に注意して撮影するか、一度別々のフォルダにコピーして事前にファイル名が重ならないようにリネームしてから、コピーする必要があり手間がかかる。
α900はフラッシップ機を名乗るなら、ファイル名をユーザがある程度自由に指定できる機能も搭載して欲しい。

1Ds MKIIIにはsRawという516万画素相当の縮小Rawでの書き込み設定がある。
2Lサイズ以上には絶対にプリントしないというか、大きなファイルサイズは困るという仕事の依頼もあり、但し光線状態がバラバラでWB等を極力画質劣化なしに後処理したいという用途には便利である。
ま、大容量CFも安くなってきているので、絶対に無くては困るという機能ではありませんが。

アドビ ブリッジ CS3でRAW画像なら、EXIFデーターを参照すると、1Ds MKIIIの場合は、純製レンズでならレンズ名がEF70-200mm F2.8L IS USMと表示されて、どのレンズで撮影したか、1目瞭然ですごく便利だ。
純製レンズでなくとも、120-300mmとかズーム範囲が表示されるので、これと開放F値の情報とでレンズの特定が容易になる。
 α900ではレンズ名もズーム範囲も表示されないので同じ開放F値の単焦点レンズとズームレンズの区別がつかないため、レンズを特定するのに困ることもある。
と書いた後、もしやと思い、Sonyから提供されているユーティリティをインストールしたら、EXIFデーターを参照することで純製レンズならDT16-80mm F3.5-5.6 ZAとか、純製でなくてもズームなら70-200mm F2.8等とちゃんと表示されることがわかりました。これは、アドビ側の対応の問題でした。


電池関連
1Ds MKIIIは大型電池を搭載していることもあって、1日ガンガン撮っても、2日は楽勝で持つ。
充電時間は正確に計ったことはないが、エンプティーからでも2時間ほどでフル充電可能。
付属の充電器は、電池2個を順次充電できるのは良いのですが、あの大きさは何とかして欲しい。
長期に撮影に出る場合、嵩張るし、電池が空では撮影もできないので、充電器の予備も必要になるが、2個持っていく気には全くなれない。
2個充電器はオプションで、本体には1個充電の小型の物を添付して欲しい。

α700は電池の持ちが非常に悪く、朝から晩までガンガン撮ると電池2本でも足りない感じ(NikonのD200を使った事があるという人には、それとほぼ同等の電池の持ちと言えば判ってもらえると思う)で、α900の電池の持ちも心配したが、ガンガン撮っても2本あれば余裕で、通常の撮影レベル(朝9時くらいから夕方5時くらいまで掛けて、1000枚程度撮ると言う感じ)では電池1本で何とかなる。(このあたりは、撮影スタイルにもよるので、参考程度に考えてください)
充電器は小型,軽量であるが、充電には4時間近くかかる感じで、もう少し早くても良いかなと言う気はします。
オプションですが、2個順次充電タイプの高速充電器も用意されているので、まあ良いかなと言う感じ。


αシリーズ用電池と充電器    1D(s) MKIII用電池とバッテリー

αシリーズは電池が、現行全機種で共通なのはうれしい。
予備機、サブ機で予備バッテリーは共通で最小限の本数にできるし、いざとなったら別の機種のボデーから電池を抜いて使うことも可能だ。
また、長期に撮影に出る際に、充電器も1種類で済むのはうれしい。

縦位置グリップには電池が2本入り、1方が無くなると自動的に、切り替えてくれる。
電池フォルダはオプションでも良いので、緊急に用に単三型のNiH電池が使えると、良いのですが。

・操作性等
1Ds MKIII,α900共、設定メニューが整理されていて、通常よく使う設定に関しては、少しカメラに通じている人なら迷うことは無いと思う。
2機種を同時に使っても、とまどうこともそれほど無いと感じている。
1Ds MKIIIはカスタムファンクション設定が豊富で細かい設定ができる分、なかなか全ての機能は使いこなせていないのが実状だ。

α900はクイックナビ画面で、通常よく使う機能の設定を素早くジョグダイヤルを使って、選択できる機能は便利だ。

クイックナビ 画面

α900のISO感度,WB設定ボタンはカメラの上面,左側 奥にありカメラを構えたまま押しにくいのは残念。
ISO感度設定は結構よく使っているので使いやすい場所に持ってきて欲しい。
全面側に露出補正,Drive設定ボタンがあるが、露出補正は前後ダイヤルに割り当てれば、頻繁に操作するボタンではないし、Driveこそ頻繁に入れ替える機能ではない。
といことで、入れ替えて欲しいところだ。

Top View
・背面液晶
スペック表通り、α900の液の方が1Ds MKIIIに搭載されているより、解像感が高く、実際の画像に対しても忠実な色再現をしてくれる感じだ。
発売時期の差という事もあるのかも知れないが、ほぼ同時期に発売されたα700でも、α900と同等な液晶を搭載されていたことを考えると、いささか疑問だ。
自社製にこだわったためそういう仕様になったのかも知れないが、1Ds MKIIIは価格的にもハイエンド機であり、液晶たりともスペック上の妥協はして欲しくなかったところだ。



・その他,機能等


ISO Auto
α900には搭載されているが、1Ds MKIIIには搭載されていない機能。
設定したISO感度の範囲でカメラが最適と考えるISO感度を自動設定してくれる。
イベント等で頻繁に光線状況が変わる中、ガンガン撮影しなくてはいけないとき等はPモードで、ISO Autoで使うと結構便利である。

セーフティーシフト機能
1Ds MKIIIには搭載されていて、α900には搭載されていない機能
絞り優先(シャッター速度優先)モードである値に絞り(シャッター速度)を設定していて、設定シャッター(絞り)範囲では適正露出が得られないとき、適正露出が得られるように自動的に設定した、絞り(シャッター速度)をシフトしてくれる機能だ。
イベント等でガンガン撮らないといけないとき、極力適切な絞り値(シャッター速度)を確保しながら、撮影したいときに便利な機能だ。
これは、従来からも搭載されていた機能であるが、MKIIIからはこの機能に、設定したISO感度を変化させて、適正露出が得られる機能が追加された。
これをうまく使うと、ISOオートよりきめ細かい設定ができて便利だ。
この機能は、多分ソフトの対応だけで可能だと思うので、是非とも、α900にも搭載して欲しい機能だ。

ライブビュー、インテリジェントプレビュー
1Ds MKIIIにはライブビューが搭載されているが、α900には搭載されていない。
1Ds MKIIIのライブビュー撮影ではAFができないので、じっくりMFでピントを合わせながら撮影できる物撮り等に用途が限定される感じだ。
インテリジェントプレビューはα900には搭載されていて、1Ds MKIIIには搭載されていない機能。
光学的プレビューボタン機能を設定で、インテリジェントプレビューボタンに変更可能。
インテリジェントプレビューボタを押して、離すと、1枚が撮影され、液晶画面を見ながら、WB、露出補正を変えて様々な効果をシュミレーション、確認できる機能。
一度設定してしまえば、光線状態が変わらない、スタジオ撮影には有効そうな機能であろう。


ダイナミックレンジオプティマイズ機能
α900には搭載されていて、1Ds MKIIIには搭載されていない機能。
逆光や、明暗差が激しい被写体に対し、シャードー部を持ち上げたり、ハイライトを押さえ込んで、できるだけ適切なダイナミックレンジ範囲に入れ込んでくれる機能。
PCでの画像処理に慣れていない、ユーザーには便利な機能ではあるが、フォトショップ CS3等のシャドーハイライト機能を使ったり、RAW現像時に処理した方がより適切で効果的に処理できる感じ。
α900や1Ds MKIIIクラスのカメラには必ずしも無くても困らない機能ではある。
ダイナミックレンジオプティマイズ機能については、機会があれば検証してまた報告したい。
JPG撮影の場合、カメラが自動で判断して、適切と思われる処理をしてくれる、アドバンスオートトダイナミックレンジオプティマイザ(DR+)機能をOnにしておくと、著しく連写速度が落ちることがあるの要注意だ。
但し、RAW,cRAW撮影の場合はDR+をOnにしておいても、リアルタイム処理はされないので、連写速度が落ちることはない。

手ブレ補正
α900はボデー内に手ブレ補正機能を内蔵している。
1Ds MKIIIにはボデー内手ブレ補正機能が搭載されていないが、レンズ側に手ブレ補正を内蔵したレンズが何本も発売されている。
α900は全てのαレンズで手ブレ補正が効くのはうれしい。
メーカーは保証はしないでしょうが、シグマ等サードパーティのレンズでも手ブレ補正は問題なく効くようだ。
超広角,マクロ,35mm F1.4や50mm F1.4,85mm F1.4,24-70mm F2.8等の大口径レンズでも手ブレ補正が効くのはうれしい。
Canonからはこの領域の手ブレ補正付きレンズは発売されていない。
400mmを越える超望遠レンズでも、勿論ボデー内手ブレ補正は効くが、手持ちではファインダー像が安定しない、またAFポイントを的確に被写体に合わせ続ける事も難しいため、なかなかうまく撮影できない、ことも多い。

Canonの400mm F.2.8L IS USM では、レンズ内に手ブレ補正が内蔵されているので、手ブレ補正をONにすると手持ちでも、ピタリとファインダー像が停まってくれる。
ということで、私は400mm F2.8に2倍テレコンをつけて800mmで良く手持ち撮影しています。

とはいうものの、400mm F2.8や600mm F4クラスは元々手持ち撮影はしないと言うことであれば、ボデー内手ブレ補正機能があれば、1脚撮影時には有効だし、三脚を使う場合でも軽い華奢な三脚でも済むのはうれしい。

正確に検証した訳では無いですが、α900の手ブレ補正機能は、よく言われる手ブレ補正しないのは1/レンズ焦点距離(mm)というのを基準にして、シャッター速度に換算して、2,3段位上の効果はあると感じている。

APS-Cサイズ専用レンズの使用可否
1Ds MKIIIにはAPS-Cサイズ撮像素子を使用したカメラ専用レンズ いわゆるEF-Sレンズは物理的に取り付けができない仕様になっている。

α900には、APS-Cサイズ撮像素子を使用したカメラ専用レンズ いわゆるDTレンズも取り付け撮影は可能である。
DTレンズを取り付けると、画像は、APS-Cサイズ相当に自動クロップしてくれるし、AFも問題なく効く仕様になっている。
但し、AEは保証されていないし、ファインダー上の、APS-Cサイズ相当の枠線を目安に撮影するしかなく、またここの枠線が非常に見にくい(目立っては通常は困るが)ので、あくまでも緊急待避的な用途に限られる。
Nikon D3の様に、いわゆるDXレンズを取り付けると、自動的にクロップしてくれて、ファインダーも自動的にAPS-Cサイズ相当範囲外はグレーアウト,AEもAFも保証,何と言っても連写速度がアップと言うことであればうれしいのですが。
しかしながら、自動的にファーインダーをグレーアウトさせるためには、ファインダー光学系に液晶を挟み込む必要があり、ファーインダー像のクリアーさが損なわれるのは残念だ。
また、D3ではフルサイズで使用した際に1200万画素のため、DXレンズを取り付けると画素数が533万画素相当になってしまい、A3ノビサイズ以上に伸ばそうとすると、少し厳しいかも。
α900ではフルサイズ時24600万画素あるので、クロップしても1093万画素あるので、次機種ではクロップしたら秒8コマとか高速連写できてかつ、AEも保証し、クロップ対応(APS-Cサイズ領域相当はグレーアウトしたスクリーン)を出してくれると良いのですが。
勿論、フルサイズ画像のまま、秒10コマ連写できればそれで、良いのですが。

センサーダスト対策
両機ともセンサーにダストは付着しやすく、付着してしまったゴミは写り込みやすい。
両機とも、振動によりダストをふるい落とす機能は付いているが、確実にダストがふるい落とせるとは、言い難い。
両機とも改善して欲しいところだ。





○レンズ等も含めたシステム評価

1眼レフは何と言っても、豊富なレンズ群からレンズを交換して使えると言うのが魅力であろう。
今から、20年近く前、αシステム全盛期には、レンズの種類の豊富さでも目を見張るものがあったが、コニカミノルタ,Sonyには引き継がれなかったレンズも多く、今では寂しい限りだ。

現状ではα900で使える超広角ズームが、サードパーティまで含めても、2009年1月発売予定のVario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM が登場するまでは、Sigma 12-24mm F4.5-5.6 EX DGしかないのが辛い。

標準ズームにしても、純正ではVario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMしか選べないのも辛いところ。
24-105mm F3.5-4.5はSonyにも引き継がれ、小型,軽量,価格も安かったので良かったのですが、いつの間にか姿を消していた(在庫が残っているお店もあるようですが)。
α900の発売に合わせて、24-105mm F4Gあたりを実売10万円以下、従来の24-105mm F3.5-4.5相当の大きさ,重量で出して欲しかったところだ。

一般のユーザには余り影響が少ないのかも知れませんが、私にとっては400mm F2.8,600mm F4とか言った大口径,超望遠系レンズが無いのも辛い。
(有っても、現状の資金力ではとても買えませんが)

ミノルタ時代は、CanonやNikonに比べ、ほぼ同等規格のレンズが、写りも同等かそれ以上で、比較的安く買えると言うメリットも大きかった。
銀塩AFカメラを初めて導入する際、私がミノルタを選んだ一番の理由がこれだったりもします。
Sonyになってからは、ほぼ同等の規格のレンズが、Nikon,Canonより高いものが多い。
通称、大三元レンズ 16(14,17)-35mm F2.8,24(28)-70mm F2.8,70(80)-200mm F2.8で実売価格(08/11/28時点 大手量販店価格 いずれも10%還元)を比較すると、
16-35mm  F2.8 Sony 258,000円 Canon 205,300円
24-70mm  F2.8 Sony 226,800円 Canon 196,300円
70-200mm   F2.8  Sony  311,900円 Canon 249,800円
という感じで、明らかにSonyが高い。
通称、サンニッパと呼ばれる、300mm F2.8のレンズに至っては、
Sony 718,200円 Canon 61,5900円
16-35mm,24-70mmは、Sony製はZeissブランドでZeissへ払うライセンス量を考えたら、そんなものかなという気もするのですが、70-200mm F2.8,サンニッパはSony製が、Canon製に比べ最短距離が短いというメリットはあるものの、ボデー側には手ブレ補正機能を搭載していないのに、高いというのはなかなか納得できないところではある。
いずれのレンズも、描写性能は比較していないので、単に高い,安いとは言えないのも事実でなんですが。

α900はミノルタ製,コニカミノルタ製 αマウント全レンズが使えるので、ミノルタ時代からのレンズ資産を持っているのであれば、余りレンズの心配をしなくて良いし、ほぼ全部のレンズで手ブレ補正が効くのは何よりすばらしいことですね。
かくなる私も、その一人で、描写に定評があった単焦点レンズを何本か残してあったので、ズームはそこそこのもので我慢して、α900では単焦点レンズをメインに使って行こうと考えていますが、純正の大三元ズームもお金があれば欲しいのも事実です。

Sonyに移行してからも、単焦点レンズは本数がすくないものの、魅力的ななレンズが何本か含まれている。

STF135mm F2.8(T4.5)
このレンズはボケの輪郭がまろやかで、前ボケも後ボケも美しく描写するためのアポタイゼーション工学エレメントが搭載されている。
このユニットのためレンズの実効F値が暗くなるため、T(Tru)4.5というように、Tナンバーで実効F値が表記されています。
ピントが合ったところはシャープで、ボケは滑らかにとろけるような描写をします。
ほとんどレンズでは口径食(レンズに斜めに入ってきた光がレンズの何らかの影響でさえぎられ、周辺光量が落ちてしまう現象)により画像周辺にある点光源のボケが丸にならず、ラグビーボール状になってしまう現象が起こるが、このレンズは口径食が皆無で点光源のボケが真円になります。
また、絞った時でも丸ボケにこだわって、マニュアル絞りですが、T6.7までは本当にきれいな真円の11枚絞りも搭載され、凄くこだわりを持ったレンズとなっています。
私の知っている限りにおいては、口径食が皆無のレンズはこのレンズと、ミノルタの100mm F2.8 Softだけだったと思う。
MFのみですが、フォーカスリングは滑らかで、適度な重さがあり、良い感じです。
このレンズを使いたいばかりに、αマウントのボデーを買う人もいるくらいです。
αシステムを手に入れたらぜひとも、使っていただきたい1本です。
また、このレンズのボケを楽しむのには、フルサイズ撮像素子を使ったα900が最適です。
STFはSmooth Trans Focusの頭文字をとったものです。

500mm F8 レフレックス
レフレックス(反射光学系)レンズでAFが効く唯一のレンズ。
500mmにも関わらず、665g 外形寸法(最大径×長さ) 89mm×118mm しかありません。
お散歩撮影の時でも、鳥とか見かけたらすかさず撮りたいという人には最適です。
F8とレンズは暗めですが、ボデー内手ぶれ補正内蔵で、手ぶれも極力防げるというのもうれしいですね。
ボケは強い2線ボケになるのと、点光源のボケがリング状になるので、好みが分かれるかもしれません。

Planar T* 85mm F1.4 ZA
ポートレートレンズとも言われる85mm F1.4はミノルタ時代からボケの美しさとピントがあったところのシャープさで定評があり、さらにボケにこだわったレンズとして85mm F1.4G Limitedが限定発売されたが、それとはまた別の意味でボケとピントが合ったところのシャープさにこだわったレンズということです。
私は、85mm F1.4G Limitedを持っているので、買うことはないとは思いますが。


Canonは14〜800mmまで、超広角から超望遠まで、普及価格帯のレンズから超弩級レンズまで何本もそろっているし、ほぼ同じ焦点域でも16-35 F2.8L USMに対しては17-40mm F4L,24-70mm F2.8 Lに対しては24-105mm F4L IS USM,70-200mm F2.8L IS USMに対しては70-200mm F4L IS USM 、 単焦点レンズでも85mm F1.2L II USMに対しては85mm F1.8 USMと言った具合に、懐具合、大きさ、重さまで考えて選べるのもうれしい。

少しくどくなりますが、本来なら、「αシステムはボデー内に手ブレ補正を内蔵しているので、その分ボデーの価格は高めになりますが、レンズ個々には手ブレ補正ユニットを搭載する必要は無いので、レンズはその分割安になります。
また、手ブレ補正ユニットも光学系を含むため若干なりとも画質に影響を受けるはずです。
そのため、画質的にもレンズ内に手ブレ補正ユニットを搭載する必要がない、αシステムのレンズは有利です。
また、超広角16-35mm F2.8や明るい24-70mm F2.8や50mm F1.4といったレンズでも手ブレ補正が効くのは、αシステムの大きなメリットです。」
という、キャッチフレーズになると思うのですが、ボデーは5D MKIIと比べても店によっては安め、レンズは同等スペック品に比べ高いというのは、釈然としない感はあります。

下表に、Sony,Canon製現行レンズのラインナップをまとめておいたので、参照してください。

Sony製フルサイズセンサー対応現行レンズリスト(08/11/28時点)

Sony製レンズ
名称 実売価格
08/11/28時点
大手量販店価格
いずれも10%ポイント還元
所有歴
○現有
△所有歴あり
コメント
ズームレンズ
Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM 258,000   09年1月発売予定
Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM 226,800    
70-200mm F2.8G SSM 311,900    
70-300mm F4-5.6G SSM 99,800    
70-300mm F4.5-5.6 37,800    
70-400mm F4-5.6 G SSM   238,000   09年1月発売予定
単焦点レンズ
16mm F2.8 フィシュアイ 82,400    
20mm F2.8 58,800 △(ミノルタ製同等レンズ)  
28mm F2.8 29,400    
35mm F1.4G 177,700 ○(ミノルタ製同等レンズ)  
50mm F1.4 42,000 ○(ミノルタ製同等レンズ)  
Planar T* 85mm F1.4 ZA 169,800    
STF135mm F2.8(T4.5) 14,7000 ○(ミノルタ製同等レンズ) MF 
ボケをまろやかにするSアポタイゼーションユニット搭載。
口径食が発生しない現行唯一のレンズ。
αシステムを買ったらぜひとも使ってみて欲しい1本。
Sonnar T* 135mm F1.8 ZA 189,000    
300mm F2.8G SSM 718,200    
500mm F8 Reflex 82,400 ○(ミノルタ製同等レンズ) AFが効く唯一のレフレックス レンズ
500mmにしては小型,超軽量
50mm  F2.8 Macro 50,400 △(ミノルタ製同等レンズ)  
100mm F2.8 Macro 70,400 ○(ミノルタ製同等レンズ)  
テレコンバーター
1.4x Teleconverter 53,800    
2x Teleconverter 53,800    
ZA:カールツァイスと共同開発されたZeissブランドレンズ
G:ミノルタ時代から引き継いだ規格で、高描写仕様の社内規格で作られたレンズ
SSM:超音波(Super Sonic Motor)駆動のレンズ

 

Canon製フルサイズ対応現行レンズリスト(08/11/28)時点

Canon製レンズ
名称 実売価格
08/11/28時点
大手量販店価格
いずれも10%ポイント還元
所有歴
○現有
△所有歴あり
コメント
EFズームレンズ
EF16-35mm F2.8L II USM 205,300 △(IIが付かない旧タイプ)  
EF17-40mm F4L USM 107,100  
EF20-35mm F3.5-4.5 USM 62,700  
EF24-70mm F2.8L USM 196,300  
EF24-85mm F3.5-4.5 USM 42,600    
EF24-105mm F4L USM 129,400  
EF28-90mm F4-5.6 III -   販売価格表示なし
EF28-105mm F3.5-4.5 II USM 34,600    
EF28-105mm F4-5.6 USM 20,700
EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM 65,500    
EF28-200mm F3.5-5.6 USM 52,200    
EF70-200mm F2.8L IS USM 249,800  
EF70-200mm F2.8L USM 149,100  
EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM 293,700    
EF70-200mm F4L IS USM 141,100    
EF70-200mm F4L USM 105,400    
EF55-200mm F4.5-5.6 II USM -   販売価格表示なし
EF70-300mm F4-5.6 IS USM 73,900    
EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM 155,100    
EF100-300mm F4-5.6 USM 41,700    
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM 232,100  
EF単焦点レンズ
EF15mm F2.8 フィシュアイ 87,300    
EF 14mm F2.8L II USM 273,900
EF20mm F2.8 USM 68,000    
EF24mm F1.4L USM 198,000  
EF 24mm F1.4L II USM 222,300    
EF24mm F2.8 41,599    
EF28mm F1.8 USM 62,500  
EF28mm F2.8 32,000    
EF35mm F1.4L 183,000  
EF35mm F2 34,800  
EF50mm F1.2L USM 165,200    
EF50mm F1.4 USM 43,600  
EF50mm F1.8II 9.980    
EF85mm F1.2L II USM 209,800 △(IIが付かない旧タイプ)  
EF85mm F1.8 USM 51,700  
EF100mm F2 USM 58,000    
EF135mm F2L USM 117,000  
EF135mm F2.8 Soft Focus 45,400    
EF200mm F2L IS USM 758,000    
EF200mm F2.8L II USM 105,400    
EF300mm F2.8L IS USM 615,900    
EF300mm F4L IS USM 181,200    
EF400mm F2.8L IS USM 1,018,000  
EF400mm F4 DO IS 687,200    
EF400mm F5.6L USM 169,600    
EF500mm F4L IS USM 874,700
EF600 F4L IS USM 1,151,400    
EF800mm F5.6L IS USM 1,561,800    
EF50mm F2.5 Compact Macro 32,800    
EF100mm F2.8 Macro USM 66,700  
EF180mm F3.5L USM 1888,700
MP-E65mm F2.8 1-5X Macrophoto 123,100   マクロ専用レンズ
TSE24mm F3.5L 165,200 あおり、シフトが可能
TSE45mm F2.8 156,200   あおり、シフトが可 
TSE90mm F2.8 165,200   あおり、シフトが可 
エクステンダー
EXTENDER EF 1.4X II 43,600  
EXTENDER EF 2X II 43,600  
L:Luxy(贅沢) 蛍石やUDガラスと言った高級硝材や研削非球面レンズを用いたレンズ、それに伴い高描写のものが多い。
USM:超音波(Ultra Sonic Motor)駆動レンズ 
IS:手ブレ補正(Image Stabilizer )機構搭載レンズ

 

所有したことがある(している)αマウントレンズ インプレッションはここを参照してください。

EFレンズについてはここを参照してください。

 

ボデーラインナップ

システムでカメラを考えるときに、サブ機がそろっているかも、重要な条件だ。

Sonyはフルサイズセンサー搭載機はα900 1機種のみ。
APS-C搭載機は、中級機 α700,α350,α300,α200。
先にも書いたがこちらは全機種で電池が共用できるのはうれしい。
ボデー内手ブレ補正は、全機種に搭載されている。
α700はライブビューは搭載していないものの、中級機として機能,性能も十分、シャッターの切れ味も良く、お買い得感が高いと思う。
α350,300は可動式液晶画面搭載で、ライブビュー機能とライブビュー時における高速AFと合わせて、ネコや子犬、シマリスといった地上性の小動物を撮影するのにも最適だとおもうのですが、今一人気が出ていないのは、残念な感じだ。
α200も価格がこなれているので良いとは思いますが、大きさがKissシリーズに比べるとやや大きいのはエントリー機としてはどうかなと言う感じはします。


Canonは高速連写に特化した1D MKIII,フルサイズセンサー搭載中級機 5D MKII,APS-Cセンサー搭載中級機 D50,入門機クラスとしては、Kiss X2,Kiss Fとラインナップも豊富。
先にもふれたが、Canonは機種毎に電池が異なるというのは問題かも。
1Ds MKIIIと1D MKIII,Kiss X2とKiss Fとは電池が共用できるものの、その他の機種は全て電池の互換性がない。
勿論、1DシリーズとKissシリーズで電池の互換性はない。

 

○実写比較

本来は同じクラスのレンズ EF16-35mm F2.8LII USM,EF24-70mm F2.8L USM,EF70-200mm F2.8L IS USM
Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM , Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM , 70-200mm F2.8G SSM で比較すべきであろうが、とりあえず、F8まで絞れば、レンズ性能差は出にくいだろうということで手持ちのレンズでテストしてみた。
α900の標準最低感度はISO200(ISO100は拡張設定),1Ds MkIIIはISO100(50拡張設定)で、α900はISO200,1Ds MKIIIはISO100でテストすべきか迷ったが、とりあえず両機ともISO100設定で撮影してみました。
冬の雲の移動が早い日だっため、日の当たり方がカット毎に異なってしまって露出もばらけているし、レンズも最上のものを使った訳ではないし、ピンも後ろに抜けているものもあったりしたので、機会を見て、再度撮影して入れ替えます。

このページはあくまでも参考程度に見てください。

感想としては超広角領域はボデーが2000万画素超にもにいもなるとレンズが厳しそう。
2110万画素の1Ds MKIIIと2460万画素のα900では際だった解像感の差は無そうという感じだ。
両機とも通常では最大プリントサイズA3ノビ程度のプリントサイズでは解像感の差はほとんどで出ないと思う。

A3ノビでは800万画素あれば十分な感じで、1670万画素の1Ds MKIIで撮影した画像をA1ノビにプリントして見たが、十分な感じでした。

 

○高感度ノイズ

ISO感度を変えて両機種で比較撮影してみた。

詳細、テスト画像はこちらを参照してください。

高感度ノイズについては1Ds MKIIIの方が少ない。

 

○試写画像

試写画像はこちらを参照してください。

 

○総括

α900はファインダーの見え具合はやはり良い。
縦位置グリップが分離式なのも便利。
ボデー内手ブレ補正はやはり良い。
しかし、AF周りや、シャッターの切れ感、メディアスロットの自動切り替え、同時書き込み、振り分け書き込み機能の追加、レンズ群の充実等改善して欲しい点も多い。
シャッター寿命も改善して欲しいが、このあたりはコストも掛かるでしょから、合わせてボデーのシーリング性能も高めたα900 Pro言う形で新製品として発売してくれても良い。
風景、ポートレート,スナップ,スタジオ撮影等 被写体が余り動かないものなら、十分で価格を考えるとかなり満足がゆくものだと思います。

1Ds MKIIIはファーインダー周り、液晶は改善して欲しいものの、AF,シャッターの切れ具合等価格差もあるがやはり素晴らしい。
豊富なレンズ群がそろっているのも魅力的。
ただ、α900の2.5倍近い価格は気になるところ。

と書いているうちに、Canonからは5D MKIIが発売され、Nikonからも2460画素のD3Xが発表された。
5D MKIIはスペック,仕様からすると、α900に比べ割高感があるし、あのパコンパコンいうシャッターはなんとかして欲しいところ。
D3Xは2460万画素時は、α900,1Ds MKIIIと同じ秒5コマ連写であるが、クロップすれば約1100万画で秒7コマ連写も可能で、風景から飛びものまで何でも撮影できる万能機と言えるかも。
また、ライブビュー時コントラストAF等機能も満載で、まさにフラッグシップ機だ。
但し、実売898,000円(10%還元)というのは、価格もまさにハイエンドだ。

最後まで、お付き合いいただきありがとうござました。

ご意見、ご質問等あればお気軽に狸宛にお願いします。
掲示板に書き込んでいただいても結構です。。